パネライ サブマーシブル ブロンゾ – 47mm PAM00968

パネライ サブマーシブル ブロンゾ – 47mm PAM00968

Ref.:PAM00968
ケース径:47mm
ケース素材:サテンブロンズ
ストラップ:ベージュステッチのブラウンレザー、サテンチタン製台形バックル
防水性:30気圧(300m)
ムーブメント:自動巻き、Cal.P.9010(パネライ自社製)、72時間パワーリザーブ、毎時28,800振動、31石
仕様:時・分・スモールセコンド・日付・潜水経過時間表示、ブラウンのセラミックディスクがあしらわれたブロンズ製逆回転防止ベゼル、サファイアクリスタル製シースルーバック、サテンブロンズ製リュウズ、プロテクター(パネライ特許取得)

防水機能は水深300m(30気圧)で、完全な暗闇を含むいかなる照明下でも視認性を発揮します。9時位置のスモールセコンドにより時計が作動していることを一目で確認でき、逆回転防止ベゼルが潜水時間を計測することを可能にします。サブマーシブル ブロンゾはプロフェッショナルダイバーズウォッチとして海中での活動にふさわしいミリタリーグリーンのラバーストラップが付属しています。

 自社製ムーブメントP.9010を搭載し、両方向に巻き上げるローターによって3日間のパワーリザーブを蓄えます。ケースバックのサファイアガラスに窓よりその動きを鑑賞することができます。時針だけを操作して素早く時刻を調整する機能も備えています。

ロレックス エクスプローラー1 1016 目立たないヴィンテージながらも5桁クオリティーゆえのとてつもない安心感

ロレックス エクスプローラー1 1016 目立たないヴィンテージながらも5桁クオリティーゆえのとてつもない安心感

さて、今回の「時紡ぎ」はスポーツ・ロレックス定番! エクスプローラー1(1016)の最終回です!

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ヴィンテージでありながらも5桁クオリティー、実用性重視のヴィンテージスポーツロレックスですが、実際に使ってみた感触はどうなのか・・・

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もともとどんなシチュエーションでも気兼ねなしに使えるのがロレックス。

さりげなく寄り添って、手首を引き締める。

「ロレックス」であるということで気兼ねして着けていけないシーンもあるかもしれませんが、ここまでオーソドックスなミリタリースタイルだと、それほど目立たないので、「あ、それロレックスだったんだ・・・」という感じだと思います。

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もちろん、知っている人が見れば「こいつ、1016持ってるのか・・・」と見られる可能性もあるかもしれませんが、おそらく世間では20人中1人もいないのではないかと・・・(笑)

だって、僕達の時計キチの仲間が周囲にどれだけいるのか考えれば自ずと分かるじゃないですか(笑)

文字盤のインデックスにもピカピカと光るメタルフレームがないので、知らない人が見れば本当にわからないと思えます。

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まさに自分だけがわかっているという優越感・・・

周りの同意なんていらない。 これこそが究極の時計趣味の醍醐味ではないでしょうか。

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とにかくこいつが来てからすごく心強い・・・

それは5桁ロレックス水準の頑丈さが理由でもあるでしょうし・・・

3針シンプル男の道具という潔さもある・・・

定番の中のど定番、その中でも本当の王道であるという安心感もあるでしょう。

服装的にはどんなものにでも合わせることができ、シチュエーションを選ばないという心強さもある・・・

手首に着けた時の心地良さを伴う安心感も素晴らしい・・・。

ゼニス クロノマスターTオープン 03.0240.4021/22.C495 究極なまでにデザイン優先の時計。 実用性はかなり低い。

ゼニス クロノマスターTオープン 03.0240.4021/22.C495 究極なまでにデザイン優先の時計。 実用性はかなり低い。
仕様:ステンレススチールケース&純正クロコダイルベルト(画像の個体は純正ステンレスブレスレットに付け替えられています)、自社製自動巻きクロノグラフムーブメントエル・プリメロ(パワーリザーブ50時間)、サファイアクリスタル風防(両面無反射コーティング)、防水性:30m防水(日常生活防水)、ブラック文字盤(クロノグラフ、シースルーで視認可能なテンプ、パワーリザーブ、スモールセコンド)、シースルーバック(サファイヤガラス)

サイズ:ケース横40.0mm、厚み約14.0mm

生産終了品:(生産時定価:税込96万6000円)

さて、今回の「時紡ぎ」は前回に引き続き、ゼニス クロノマスターTオープンです!

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かつてゼニスの名物社長であったナタフ氏の強烈な「ハート」がビンビンに伝わってくる時計であり、パッと見のデザイン的なインパクトが強烈な時計です。

以前のゼニスの時計と比べると、「どうしてそうなるの?」と聞きたくなるような変わりようであり、以前からのファンが引いてしまったのも当然といえば当然でしょうか・・・。

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前回の記事でお伝えしましたように、文字盤上の長針、短針、クロノグラフ秒針、パワーリザーブインジケーターの針がほぼ同じような形状であり、しかもみんな長さ的にうまく区別がつかないような微妙な構成になっているため(笑)、究極に時刻視認しにくい時計です。

パッと見てすぐに何時かわかる人がいれば本当に大したものです。

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バカにしているのがこのスモールセコンド(秒針)。 タケコプターのような3本の針の1本にだけ先端に黒いペイントがなされているのですが、こんなのわかんないって(笑)

オープンハートになっているから、秒針に対する目盛りも下にしかないし、第一ハック機能がないんだから秒単位で時刻を合わせる意味もない。

秒単位で時間を測るならばクロノグラフを使いますわな(笑)

ブライトリング ナビタイマー A232B35NP 実はデザインだけでなく、ムーブメントも異色!!

ブライトリング ナビタイマー A232B35NP 実はデザインだけでなく、ムーブメントも異色!! 日付変更が鍵

仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、自動巻きムーブメントCal.23(ベースムーブメント:ETA Cal.7753(推定)、パワーリザーブ44時間)、サファイアクリスタル風防、防水性:日常生活防水(30m)、ブラック文字盤(日付表示、夜光塗料インデックス&針、計算尺)

サイズ:ケース横41.8mm、厚み約14.6mm

定価:生産終了品(生産時定価:税込67万2000円)

今回の時紡ぎは、ブライトリングのナビタイマーです!!

オメガのスピードマスター、ロレックスのデイトナと並び立つクロノグラフの定番!! ブライトリングといえばクロノマットがブイブイ言わせていますが、昔から存在する不変の定番モデルといえばやはりこちらに軍配があがると思います。

今回ご紹介しますのは現行のナビタイマーの一世代前のモデルとなります。

現行のナビタイマーはETA2892という3針ムーブメントをベースとしてクロノグラフムーブメントに改造した自社ムーブメントですが、今回ご紹介いたしますナビタイマーはCal.23というムーブメントを搭載しています。

出典元:ETAウェブサイト

ただ、このCal.23は元々はETA社のCal.7753と言われており、そのCal.7753はやはりETA社のクロノグラフムーブメントCal.7750の派生ムーブメントであるとも言われているのです。

言うまでもなく、Cal.7750はいろんなブランドでクロノグラフに採用されているいわば「定番」とも言えるクロノグラフムーブメントです。

そのETA7750を搭載した時計は、上の画像のようにクロノグラフの積算計が12時と6時の縦方向に並びます。

ところがETA7750をベースにモディファイされたと言われているETA7753は、このようにクロノグラフの積算計が3時と9時の横方向へと並ぶのです。

ETA7750をベースとしていると言われていながら、ETA7753は積算計の配置が違うんですね。

ところが、着けてみるともう、ムチャクチャええの!!

外装は超こだわり変態圧倒的フェチ集団のIWCだから本当に隙がないし、薄型ムーブメントETA2892-A2を搭載して時計ケース本体の厚みを絞り込めたもんだから、腕にきっちりと密着するし、さらにブレスレットはエッジがきっちりと立っていてシェイプが明らかになっていながらも、まろやかに着けやすいように配慮されており、しかも時計ケース本体とブレスレットの重量バランスも本当に適切にデザインされている・・・

何が良いって、この薄さですわ。

強烈に薄いとまた不安があるんだけど、まあ10〜11mmくらいまでならそれほど不安はないですよね。

むちゃくちゃ薄いということはそれだけ中の機械の設計に無理をしているということです。

有力な対抗馬であるロレックスのエクスプローラー1(214270)は分厚い「コロンコロン」感が半端ない感じがしますが、実は厚みは11.5mmとこのマーク18よりも0.5mm分厚いだけです。

でも、腕に載せてみるとマーク18よりも「盛り上がっている」感が半端ない(笑)

これはおそらくケースの形状的な問題なのでしょうね。

厚みはまあまああっても、その厚みをうまく縦、そして横に水平方向に伸ばしている・・・。

一箇所に重みが集中したりしないため、ケースの重心のバランスがしっかりと取られている印象です。

この重心バランスの巧みさはマーク16でも感じましたが、実際に触ってみると改めて実感します。

まあ、ロレックスの場合は防水性も考えたオイスター・ケースの構造もあるので仕方がないのかもしれませんが・・・

着け心地はいいんだけど、なんか盛り上がっている感がすごく伝わってくるわけです。

IWCの場合はさっさと割り切って完成された薄型ムーブメントであるETA2892-A2を採用し、結果として時計ケース本体の厚みを絞り込み、さらに磁気をブロックする軟鉄ケースまで中に押し込んだ・・・。

自社ムーブメントにこだわるよりもパッケージングを優先したIWCの勝利です。

マーク18の1世代前のモデル、マーク17もしっかりと重量バランスに配慮されていたのか、ケース幅41mmとまあまあ大きいサイズなのにもかかわらず、着けごこちはそれほど悪くないモデルです。

文字盤のデイト表示のデザインについては確かに好みが別れる可能性がありますが、これが好きな人もいるかも・・・と思います。

ロレックスGMTマスターII・青黒ベゼル 116710BLNR 作りの良さは鉄壁、他のメーカーとの差は依然として大きい

ロレックスGMTマスターII・青黒ベゼル 116710BLNR 作りの良さは鉄壁、他のメーカーとの差は依然として大きい

仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、自社製クロノメーター自動巻きムーブメントCal.3186(パワーリザーブ約48時間:耐磁性を備えたパラクロムヒゲゼンマイ採用)、サファイアクリスタル風防、防水性:100m防水、両方向回転セラミックベゼル(青&黒)、日付表示、ブラック文字盤、ねじ込み式リューズ、文字盤のインデックスと針にクロマライト夜光塗料)、24時間表示針(3時間帯表示可能)
※今回ご紹介します個体は友人所有のものであり、ブレスレットはデイトジャストのジュビリーブレスレットに、時計ケース本体の裏蓋はスケルトン仕様に付け替えられています。

サイズ:ケース約横40mm、約厚み12mm

定価:税込91万8000円

まあ、なんだかんだと言いましたが、いい時計ですよ(笑)実際隙がない。

でも、やっぱりこの形は受け入れられん・・・

僕個人的には女性のウエストのごとくキュッと引き締まったラグを持つ5桁世代の方が好きですね。

スポーツ時計たるもの、精悍な顔をしていて欲しいと思うのです。

それが大きく横へ広がってしまう・・・

いつまでも使える現役時計として、たとえオーバーホールごとに研磨していったとしても、ケースが痩せないようにという配慮なのかもしれませんが、どうせおま〜のところは何回かオーバーホールしたら「防水性が保証できないので、ケース交換しなければうちではオーバーホールを受け付けられません」みたいな杓子定規なこと言うんだろ〜が(笑)

王者ロレックスを猛追する某メーカとは 2018年前半通信簿

今年もすでに下半期に入ってしまっていますが、相変わらず時計業界ではあまり景気のいい話は聞こえてこない気がします。

中国の爆買い終焉がやはり一番痛かったのでしょうが、ただの時計キチの素人意見としては、爆買い終焉まで時計業界全体が材料費高騰だの、為替だのとバンバン値上げをして成層圏まで突入しようした結果として突然の下からハシゴはずし・・・

正直に言えば、皮肉なものを感じてしまいます。

ここまで時計業界が冷え切ってしまうと、王者ロレックスの強さがさらに際立っているように思えますが、そのロレックスもなぜか生産終了しているモデルが現行品をぶち抜いてこの不景気の中ガンガン高騰している有様・・・

しかもそのロレックスを背後から猛追するメーカーがあるようなのです。

王者ロレックスを猛追する某メーカとは ここ10年でそれぞれブランドの立ち位置は変わったのだろうか?

ここ10年で時計を製造する機械の性能が上がり、時計業界全般的に時計のクオリティー、特に外装の質が上がりました。

これはこれで大いに歓迎するべきことなのですが、やはりそうやって設備に投資した分はいずれ回収しなければいけないわけで・・・大幅にお値段も上がりましたよね。

そして、時計のクオリティーが上がったといっても、それは底上げに等しいような感じで、結局のところ各メーカーの位置はあまり変わらなかったような気がします。