今年もすでに下半期に入ってしまっていますが、相変わらず時計業界ではあまり景気のいい話は聞こえてこない気がします。
中国の爆買い終焉がやはり一番痛かったのでしょうが、ただの時計キチの素人意見としては、爆買い終焉まで時計業界全体が材料費高騰だの、為替だのとバンバン値上げをして成層圏まで突入しようした結果として突然の下からハシゴはずし・・・
正直に言えば、皮肉なものを感じてしまいます。
ここまで時計業界が冷え切ってしまうと、王者ロレックスの強さがさらに際立っているように思えますが、そのロレックスもなぜか生産終了しているモデルが現行品をぶち抜いてこの不景気の中ガンガン高騰している有様・・・
しかもそのロレックスを背後から猛追するメーカーがあるようなのです。
王者ロレックスを猛追する某メーカとは ここ10年でそれぞれブランドの立ち位置は変わったのだろうか?
ここ10年で時計を製造する機械の性能が上がり、時計業界全般的に時計のクオリティー、特に外装の質が上がりました。
これはこれで大いに歓迎するべきことなのですが、やはりそうやって設備に投資した分はいずれ回収しなければいけないわけで・・・大幅にお値段も上がりましたよね。
そして、時計のクオリティーが上がったといっても、それは底上げに等しいような感じで、結局のところ各メーカーの位置はあまり変わらなかったような気がします。