ゼニス クロノマスターTオープン 03.0240.4021/22.C495 究極なまでにデザイン優先の時計。 実用性はかなり低い。

ゼニス クロノマスターTオープン 03.0240.4021/22.C495 究極なまでにデザイン優先の時計。 実用性はかなり低い。
仕様:ステンレススチールケース&純正クロコダイルベルト(画像の個体は純正ステンレスブレスレットに付け替えられています)、自社製自動巻きクロノグラフムーブメントエル・プリメロ(パワーリザーブ50時間)、サファイアクリスタル風防(両面無反射コーティング)、防水性:30m防水(日常生活防水)、ブラック文字盤(クロノグラフ、シースルーで視認可能なテンプ、パワーリザーブ、スモールセコンド)、シースルーバック(サファイヤガラス)

サイズ:ケース横40.0mm、厚み約14.0mm

生産終了品:(生産時定価:税込96万6000円)

さて、今回の「時紡ぎ」は前回に引き続き、ゼニス クロノマスターTオープンです!

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かつてゼニスの名物社長であったナタフ氏の強烈な「ハート」がビンビンに伝わってくる時計であり、パッと見のデザイン的なインパクトが強烈な時計です。

以前のゼニスの時計と比べると、「どうしてそうなるの?」と聞きたくなるような変わりようであり、以前からのファンが引いてしまったのも当然といえば当然でしょうか・・・。

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前回の記事でお伝えしましたように、文字盤上の長針、短針、クロノグラフ秒針、パワーリザーブインジケーターの針がほぼ同じような形状であり、しかもみんな長さ的にうまく区別がつかないような微妙な構成になっているため(笑)、究極に時刻視認しにくい時計です。

パッと見てすぐに何時かわかる人がいれば本当に大したものです。

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バカにしているのがこのスモールセコンド(秒針)。 タケコプターのような3本の針の1本にだけ先端に黒いペイントがなされているのですが、こんなのわかんないって(笑)

オープンハートになっているから、秒針に対する目盛りも下にしかないし、第一ハック機能がないんだから秒単位で時刻を合わせる意味もない。

秒単位で時間を測るならばクロノグラフを使いますわな(笑)

ブライトリング ナビタイマー A232B35NP 実はデザインだけでなく、ムーブメントも異色!!

ブライトリング ナビタイマー A232B35NP 実はデザインだけでなく、ムーブメントも異色!! 日付変更が鍵

仕様:ステンレススチールケース&ブレスレット、自動巻きムーブメントCal.23(ベースムーブメント:ETA Cal.7753(推定)、パワーリザーブ44時間)、サファイアクリスタル風防、防水性:日常生活防水(30m)、ブラック文字盤(日付表示、夜光塗料インデックス&針、計算尺)

サイズ:ケース横41.8mm、厚み約14.6mm

定価:生産終了品(生産時定価:税込67万2000円)

今回の時紡ぎは、ブライトリングのナビタイマーです!!

オメガのスピードマスター、ロレックスのデイトナと並び立つクロノグラフの定番!! ブライトリングといえばクロノマットがブイブイ言わせていますが、昔から存在する不変の定番モデルといえばやはりこちらに軍配があがると思います。

今回ご紹介しますのは現行のナビタイマーの一世代前のモデルとなります。

現行のナビタイマーはETA2892という3針ムーブメントをベースとしてクロノグラフムーブメントに改造した自社ムーブメントですが、今回ご紹介いたしますナビタイマーはCal.23というムーブメントを搭載しています。

出典元:ETAウェブサイト

ただ、このCal.23は元々はETA社のCal.7753と言われており、そのCal.7753はやはりETA社のクロノグラフムーブメントCal.7750の派生ムーブメントであるとも言われているのです。

言うまでもなく、Cal.7750はいろんなブランドでクロノグラフに採用されているいわば「定番」とも言えるクロノグラフムーブメントです。

そのETA7750を搭載した時計は、上の画像のようにクロノグラフの積算計が12時と6時の縦方向に並びます。

ところがETA7750をベースにモディファイされたと言われているETA7753は、このようにクロノグラフの積算計が3時と9時の横方向へと並ぶのです。

ETA7750をベースとしていると言われていながら、ETA7753は積算計の配置が違うんですね。